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【公務員を辞めたい方へ】辞めてもいい!けど、その前にやるべき7つのこと【元公務員が解説】

体験記
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こんにちは。元地方公務員のおさかなまるです。


「公務員を辞めたい」


公務員であれば、誰しも一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?

おさかなまる
おさかなまる

かく言う、わたしもそのひとりでした。

仕事がつまらない、上司が役に立たない、同僚がいけ好かない、あまりに忙しすぎる…
辞めたいと思う理由は人それぞれでしょう。


もしも、あなたが本気で「公務員を辞めたい」と感じているなら、まずは何をすべきでしょうか?


この記事では、実際に地方公務員を辞めたわたし自身の経験を踏まえて、「公務員を辞めたいと感じたらやるべき7つのこと」を解説します。


退職を考えている現役公務員の方の参考になれば幸いです。

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まず初めにお伝えしたいのは、公務員を辞めることは全く問題ないということです。


わたしが公務員になった10年ぐらい前だと、公務員を辞める人は珍しかったですが、最近は若手~中堅の退職が結構多くなってきています。


公務員特有の仕事内容や人間関係が合わないと感じる方もいますし、もっと色んなことにチャレンジしたくて転職するという方も多いです。

おさかなまる
おさかなまる

ちなみに、わたしが見た中では最速1日で辞めた人がいました…笑


公務員を辞めたいと言うと、周囲からは「せっかく安定した仕事に就けたのにもったいない」と思われるかもしれませんが、それはその人の感想であって、あなたには全く関係ないことです。


世の中には、公務員以外にも色んな世界があります。
その中から、自分に合っていること、やりたいことを見つければいいのです。


ただし、公務員を辞める前にしっかり準備しておかないと、後々困ったことになります。

おさかなまる
おさかなまる

わたし自身、見切り発車で辞めたのでちょっと大変でした…

では、実際に退職を考えたとき、何をすべきなのか?


ここからは、辞める前にやるべき7つのことについて解説していきます。

公務員を辞める前にやっておくべき7つのこと

それでは、公務員を辞める前にやっておくべきことについて、具体的にお話ししたいと思います。


実際に公務員を辞めたわたしが思う、公務員を辞める前にやっておくべきことは、以下の7つです。

辞める前にやっておくべき7つのこと
  1. 辞めたい理由を全部挙げる
  2. 辞める理由や目的をはっきりさせる
  3. 家族に相談する
  4. 資金的な余裕を作っておく
  5. 転職活動を始める
  6. 資格取得などのスキルアップをする
  7. 身辺整理を始める


それでは、ひとつずつ解説していきます。

①辞めたい理由を全部挙げる

まずは、あなたがなぜ公務員を辞めたいのか、その理由を全て書き出してみます。


そして、辞めたいと思っている原因が辞めること以外で解決できないものなのか、考えてみましょう。


たとえば、わたしの場合はこんな感じでした。

  • 人も業務もカオスな部署に異動させられた(異動希望ガン無視)
  • 上司が無能&無責任でクソ過ぎる
  • そもそもまともな人間が少なく、組織全体が腐っている
  • しかも優秀な人がどんどん辞めていき、地盤沈下が止まらない
  • 窓口で泣かれたり、怒鳴られたり、嫌味を言われたりする日々に辟易とした
  • そんな日々が続いたら体調を崩して休職。復職するも、以前より体力的にきつく感じるようになり、働き方の価値観が変わった
  • もっと自由に、自分のペースで働き、家族との時間をたっぷりと過ごしたいと思うようになった


こんな感じで、今思っていることを1個ずつ書いていくと、自分が何に対して不満を感じているのかはっきりするはずです。

おさかなまる
おさかなまる

なお、かなり辛辣な書きぶりになってしまいましたが、全て事実です…笑


わたしの場合、一番強く思ったのは「もっと自分のペースで働きたい!」ということでしたので、公務員のままでは実現できないと思い、退職することにしました。


公務員を辞めたいと思ったら、まずは何が嫌なのか、どうなりたいのかをはっきりさせることから始めるとよいかと思います。

②辞める理由や目的をはっきりさせる

次に、公務員を辞めることを検討している方は、辞める理由や目的がはっきりしているかどうかを再確認しましょう。


公務員は安定した待遇や福利厚生、社会的な責任感や使命感のある仕事ができるという良い面もあります。


たとえば、休みが取りやすい、ボーナスがきちんと支払われる、ローンが組みやすい…などなど、生活していくうえでのメリットも多いです。


それらを捨ててまで辞めたいと思えるほどの強い動機や明確な目標があるのかどうか。
今一度、自問自答してみてください。

おさかなまる
おさかなまる

「なんとなく気に入らないから辞める」というのでは、ちょっともったいない職業かなと思います。


とはいえ、公務員のすべてが良いわけではありません。


長時間労働や劣悪な職場環境に悩まされている現役公務員の方も多いでしょう。


そういった方は、思い切って辞めてもいいと思います。

おさかなまる
おさかなまる

上述のとおり、わたしも組織に嫌気が差して辞めた口です…


また、仕事が原因で精神的に疲弊してしまっているという方は、休職するというのもひとつの方法です。


わたし自身、休職した経験があるから言えることですが、本当に無理は禁物です。
一度体調を崩すと、元に戻るには相当な時間がかかります。


なので、絶対に無理だけはしないようにしてください。


なお、こちらの記事では、実際にわたしが休職したときの経験をもとに、制度や休職中の給料などについて解説しています。
あわせて参考にしてみてください。

③家族に相談する

公務員を辞めるとなると、自分だけでなく家族にも大きな影響を与える可能性があります。


それは独身の方でも、配偶者や子供がいる場合でも同じです。


やはり、公務員という安定した職業を捨てるということは、自分だけでなく周りにも大きな出来事になります。

おさかなまる
おさかなまる

最終的に決断するのは自分でも、相談は必要かなと思います。


おそらく、最初は反対されるでしょう。
でも、しっかりと自分の意思を伝え、退職後のプランを説明できれば、きっとあなたの気持ちを理解してくれるはず。


ひとりで退職を決める前に、家族に相談することはとても大切です。


なお、職場の同僚に相談するのはあまりおすすめしません。


なぜなら、たいていの場合、情報が漏れて職場で噂になってしまうからです。


退職することは、職場では黙っておいた方がよいかと思います。

④資金的な余裕を作っておく

公務員を辞める前には、少なくとも3か月から半年は生活できるぐらいの資金を貯めておきましょう。


退職前に次の仕事が決まっている場合はいいですが、そうでない場合はしばらく収入が途絶えてしまいます。


また、後ほど詳しくお伝えしますが、退職してもすぐに退職手当が貰えないこともありますし、税金の支払いもあります。


辞めてから「お金がない…」という事態を防ぐために、辞める前に計画的に資金を貯めておくことをおすすめします。

⑤転職活動を始める

公務員を辞めて民間企業などに転職したいと考えている方は、仕事を辞める前に転職活動をスタートさせましょう。


在職時に転職活動をすることで、現在の仕事で自分がどのような成果を挙げているのか、どんなスキルを持っているのか、具体的にアピールしやすくなります。

おさかなまる
おさかなまる

わたしも現役の頃に転職活動をしたとき、面接で「今どんな仕事をしているのか」ということは根掘り葉掘り聞かれました。


外から見ると、公務員は競争が少なく仕事内容も決まっていると思われがちなので、自分の能力や経験をしっかり示すことは重要です。


また、公務員を辞めてから時間が経ってしまうと、その期間何をしていたのか説明が難しくなります。


他にも、退職時に転職先が決まっていた方が収入面でもメンタル的にもゆとりが持てるというメリットがあります。


そのため、公務員からの転職を考えている方は、在職中に転職活動を始めたほうがよいでしょう。


ただ、仕事をしながら転職活動を進めるのはなかなか難しいことです。
時間が無かったり、体力的にキツいという方も多いのではないかと思います。


そこで、転職活動を効率的に進めるためには転職サイトや転職エージェントを活用するのがおすすめです。


転職サイトや転職エージェントには豊富な求人情報と転職ノウハウが蓄積されていますので、転職を考えているならばまずは登録しておきたいところです。

おさかなまる
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登録も利用も無料ですしね。


特に、最近では公務員からの転職に強いエージェントサービスなどもありますので、ぜひとも利用したいところです。


なお、こちらの記事では、公務員の方におすすめの転職サイト・転職エージェントを解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

⑥資格取得などのスキルアップをする

こちらも公務員を辞めた後に民間企業などに転職したいと考えている方向けですが、現役のうちに資格を取ってスキルアップをしておきましょう。


というのも、資格を取ることで専門性が磨かれ、自分の市場価値を高められるからです。


中でも特におすすめなのは、公務員の仕事に関連する資格です。


たとえば、病院や上下水道事業に携わっている方なら簿記、都市計画に関わっている方なら宅地建物取引士などが挙げられます。


これらの資格は、普段の業務の中で知識を身につけられるので、資格の勉強を有利に進めることができます。


公務員からの転職を検討している方は、ぜひ資格を取って周りとの差をつけましょう。


なお、こちらの記事では公務員におすすめの資格を他にも紹介しています。
あわせて参考にしてみてください。

⑦身辺整理を始める

これは具体的な話になりますが、退職を決心したら少しずつ身辺整理を始めておくとよいでしょう。


身辺整理とは、仕事の引継ぎのための資料作りやデスクの整理整頓などのことです。


「退職を決意した時点で始めるのは早くない?」と思われるかもしれませんが、いざ退職手続きを進めていくと、有休消化などであっという間に退職日がやってきます。


”立つ鳥跡を濁さず”と言いますが、残る人たちのためにも、引継ぎや書類の整理などは早めに取り掛かっておくとよいかと思います。

おさかなまる
おさかなまる

もちろん、周りに退職することが悟られないようにしましょう!

公務員を辞めるときの注意点は?

ここまで、公務員を辞めたいと思ったときにやるべきことについてお伝えしました。


ここからは、公務員を辞めた後に注意しなければならないことをお伝えしたいと思います。


具体的には、以下の3点です。

  • 退職金
  • 失業保険
  • 住民税


まず、辞めたときに貰える退職金ですが、振り込みがかなり遅くなる場合があります。


実際、わたしの場合は3月末に辞めて振り込まれたのが2か月後の5月下旬でした。


退職金を元手に何かを計画している人は、注意が必要です。


また、公務員の場合、基本的に失業保険は貰えません。
(参考:公務員は失業保険をもらえる?退職後に受け取れる手当と手続きの方法を解説


こちらも、失業保険に期待している人は注意しましょう。


最後に、住民税の支払いについてです。


ご存知かと思いますが、住民税は1年遅れでやってきます。


公務員を退職後、新たな職場に転職する場合はそちらで住民税の天引き(特別徴収)が可能です。


しかし、転職先が決まっていない場合は、前年の所得で計算された税額を自分で支払わなくてはなりません(普通徴収)。


これが結構大きな金額で、30代前半の公務員の場合だと、住民税の年間の税額は20万円前後でしょうか。


これを年4回に分けて支払いますので、1回5万円ぐらいになります。

おさかなまる
おさかなまる

なかなか大きな額になります…

住民税は毎年6月に請求が来ます。


3月末に退職すると、ホッとした頃にやってきますので忘れないようにしておきましょう!
(参考:転職後の住民税に要注意! 住民税の納付方法と特別徴収の変更手続きについて

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どうしても今すぐ辞めたい場合は…

ここまで公務員を辞める前にやるべきことと、辞めた時の注意点についてお伝えしました。


しかし、中には「今すぐに公務員を辞めたい…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

おさかなまる
おさかなまる

激務や人間関係で辛い思いをしている方も多いと思います。

さきほど、休職するのもひとつの方法だとご紹介しましたが、「これ以上公務員を続けたくない」という場合は、退職代行を利用して辞めるのも手です。


退職代行なら、職場とのやり取りを全てお任せできるので、すぐに公務員と縁を切りたいという方にはおすすめです。


利用料金は30,000円前後と決して安くはないですが、検討してみる価値はあるかと思います。


こちらの”退職代行Jobs”は、弁護士監修のもと適正業務で運営されているので、安心して利用できるのでおすすめですよ。
退職代行Jobs

まとめ

今回は、公務員を辞める前にやっておくべきこと、辞める時の注意点についてお伝えしました。


再度、辞める前にやっておくべきことをおさらいしましょう。

辞める前にやっておくべき7つのこと
  1. 辞めたい理由を全部挙げる
  2. 辞める理由や目的をはっきりさせる
  3. 家族に相談する
  4. 資金的な余裕を作っておく
  5. 転職活動を始める
  6. 資格取得などのスキルアップをする
  7. 身辺整理を始める


そして、実際に辞める時には①退職金②失業保険③住民税の3点に注意が必要ということでした。


この記事が、今公務員を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
おさかなまる

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元地方公務員。適応障害、うつ病による3度の休職・復職を経て、約10年間勤めた職場を退職。現在はフリーランスとして活動。
こちらのブログでは公務員時代の体験を基に、公務員の資格取得やキャリアアップ、副業に関する情報を発信してます。
保有資格は宅建。

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