こんにちは。元地方公務員のおさかなまるです。
公務員といえば、安定した職業というイメージですよね。
そんな公務員同士で結婚したら、最強の夫婦になるんじゃ…と思いませんか?
安定感が凄そうです!
実はわたし自身、ちょっと前まで「元地方公務員夫婦」でした。
今は夫婦ともに別々の仕事をしていますが、数年間はお互い同じ自治体で働く者同士だったんです。
そんなわたしたちの経験をもとに、この記事では以下の疑問についてお答えしていきます。
- 公務員同士で結婚する割合はどれくらい?
- 公務員同士で結婚するメリット、デメリットは?
- ”理想的な公務員同士の夫婦”とは?
これから恋愛・結婚したいと考えている現役公務員の方の参考になれば幸いです!
公務員同士で結婚する割合は…
まずは、この記事のタイトルにある「公務員同士で結婚する割合」についてお答えしたいと思います。
ズバリ…だいたい3~4割くらいです。
意外と多い?
それとも少なく感じます?
あくまでわたしの知る限りでの割合なので、正確な数値ではないことをご了承ください。
ただ、公務員の職場結婚が結構多いのは事実です。
ではなぜ公務員同士の結婚が多いのかといえば、単純に出会いが多いからだと思います。
たとえば人口5万人ほどの小規模な自治体でも、全職種合わせて職員が500人ほどいます。
一般事務職なら男女の比率に大きな偏りはないので、ほぼ同数の数百人の男女が同じ建物の中で働いているわけです。
そうなれば自然と出会いの機会は増えますし、職場恋愛に発展して結婚…というカップルが多くなるのも頷けますよね。
まぁ、わたしもそうだった訳ですが…///
では、そんな公務員同士の結婚について、どんなメリットあるいはデメリットがあるのでしょうか?
次から見ていきましょう。
公務員同士で結婚するメリット
まずは、公務員同士で結婚するメリットから見ていきましょう。
具体的には、以下の5つです。
では、ひとつずつ詳しく解説していきます。
お互いの生活リズムが合う
まず、公務員同士なら基本土日休みなので、生活リズムが合うというメリットがあります。
お互い休みが合わず、すれ違いの生活は大変ですからね。
これは結構大きなメリットかなと思います。
また、公務員は有給休暇も取りやすいので、平日に休みをとって遊びに出かけたりすることも可能です。
中には連休に有給をくっつけて海外旅行に行くカップルもいましたね。
なお、保育士や消防士など、一部の職種の方は土日休みとは限らないので、要注意です。
仕事に対する理解がある
公務員同士なら、夫婦でほぼ同じ仕事をしているので、お互いの仕事に対して理解があるというのも良いところです。
全く違う職種同士だと、どんな仕事をしていて、どんな苦労があるのか、なかなかイメージするのが難しいものです。
公務員同士なら、部署が違ったとしても仕事の内容はなんとなく想像できますし、公務員の大変さも共有することができます。
仕事で嫌なことがあっても、「今日こんなことがあってさ…」という話をすれば、相手も理解してくれるはず。
大変なことや困ったこと、腹が立つことなどを共有できるというのは公務員カップルの良いところです。
産休や育休を取りやすい
公務員の場合、休暇の制度がしっかりしているので産休や育休を取得しやすいです。
これは女性に限らず、最近では育休をとる男性職員もかなり増えてきました。
まだまだ取得期間は短いですけどね。
また、育休から復帰後も「育児短時間勤務」や「部分休業」などの制度を使えば、勤務時間をライフスタイルに合わせて調整することができます。
※「育児短時間勤務」と「部分休業」について詳しくはこちら→育児短時間勤務と部分休業はどっちがお得?メリット・デメリットを紹介 | hauska
このような制度は、地方公務員の育児休業等に関する法律や各自治体の条例、規則などでちゃんと規定されているので、安心して利用できます。
このように、産休や育休などの制度がしっかりしているのもメリットのひとつです。
経済的に安定しやすい
公務員の場合、余程の不祥事を起こさない限りクビになることはありません。
また、給与は年功序列で年齢とともに上がっていくので、将来設計がしやすいです。
しかも、公務員夫婦という、いわゆる「2馬力」なら正直経済的にはかなり安泰です。
たとえば、30代前半の公務員夫婦を例に考えてみましょう。
仮に大卒の一般行政職で経験年数が10年だとすると、総務省の「令和4年地方公務員給与の実態」によれば、地方公務員の平均給料月額は約28万円となっています。
ボーナスが夏と冬の2回で約4ヶ月分支給されるとすると、年収は28万×16=約450万円となります。
これが2人分ですから、あわせると世帯年収が900万円!
30代前半でこの世帯年収は、なかなかですよね。
実際、われわれが公務員だった頃は、年間で150万円以上貯金と投資に回していたので、やっぱり「2馬力」はかなり強力です。
住宅ローンや賃貸の審査に通りやすい
これはさきほどの経済的なメリットに通ずるところもありますが、公務員夫婦なら住宅ローンや賃貸の審査に通りやすいです。
公務員夫婦で住宅ローンの審査に落ちたという話は聞いたことがありません。
むしろ、限度額ギリギリの金額まで借り入れることができるのではないでしょうか。
賃貸も然りで、わたしは公務員時代に3回家を借りていますが、全部すんなり通りました。
やはり、公務員は安定していると考えられているので、公務員夫婦ともなればローンなどは比較的組みやすいですね。
公務員同士で結婚するデメリット
では反対に、公務員夫婦のデメリットは何でしょうか?
デメリットは以下のとおりです。
こちらもひとつずつ解説していきます。
噂が筒抜け
夫婦が同じ職場で働く場合ですが、夫婦の噂は全部筒抜けだと考えてもらって結構です。
わたしの場合ですが、パートナーが飲み会や食事に行ったりすると、だいたい誰かの新しい噂を持って帰ってきて聞かされました笑
逆も然りだと思うと怖いですよね…
小さい組織になればなるほど、噂は広まりやすいもの。
下手なことはできないので、この点はデメリットと言えます。
破局したら気まずい
これもお互いが同じ組織に属している場合ですが、万が一破局したら相当気まずいことになります。
実際、わたしの前の職場にも破局してしまったカップルが何組もいましたが、「あの2人は元夫婦だよ」「別れるときに相当揉めたらしい」などといった噂がずっとついて回るので可哀そうでした。
公務員夫婦の場合、こういったリスクがあることも承知しておきましょう。
異動に制限がかかる場合がある
またまた同じ職場で働く場合ですが、異動に制限がかかる場合があります。
たとえば、同じ部署同士で結婚が決まると、片方はすぐに異動させられます。
また、夫が属していた部署に妻は異動しない、というような暗黙のルールが存在します。
ちなみに、つい最近こんなニュースが話題になりました。
内容としては、職員同士が結婚したら、どちらかに退職を促す結婚退職勧奨を行っている自治体がある、というもの。
これ、今はほとんど無いかもしれませんが、以前は多くの自治体で似たような内規(内部のルール)がありました。
退職を促すまでいかなくとも、昇格に制限がかかるため、結果辞めざるを得なかった方(主に女性!)が、昔はたくさんいたと聞いたことがあります。
わたしが勤めていた自治体でもありました。
数年前に廃止されたようですが。
もしかしたら、知らないだけで今もこういう内規が残っている自治体があるかもしれません。
なので、そういったリスクがあるかもしれないという点にも注意が必要です。
どちらも副業ができない
公務員の場合、原則副業は禁止されています。
そのため、夫婦ともに公務員だと副業は基本的にできません。
さきほど、メリットの面で公務員夫婦は経済的に強いという話をしました。
ただ、最近は物価やガソリン代などが上がって以前ほど生活に余裕がなくなってきているので、より多くの収入を得たいと考えている方も多いのではないでしょうか?
公務員は基本副業はできませんが、可能な副業もいくつかあります。
こちらの記事では、公務員の方におすすめの副業をピックアップしてまとめましたので、あわせて参考にしてみてください。
勝ち確!?”理想的な公務員同士の夫婦”とは?
ここまで、公務員同士で結婚する割合や、そのメリット・デメリットについて解説してきました。
最後に、「これは勝ち確でしょ!」という”理想的な公務員夫婦”について解説したいと思います。
元公務員夫婦の片割れだったわたしが考える理想的な公務員夫婦とは、「お互い別の組織・自治体に属する公務員夫婦」です。
なぜかと言うと、公務員夫婦のメリットを享受しつつ、さきほど解説したデメリットの多くがカバーできるからです。
お互い別々の職場であれば、夫婦の身の上話が筒抜けになることはありません。
もちろん、破局しても噂が広まる心配もありません。
異動も制限が無いですし、お互い別の組織・自治体に属する公務員夫婦はまさに「最強」だとわたしは思います。
ただひとつネックなのが、「どこで出会うのか?」ということです。
同じ職場であれば、毎日出会いのチャンスがあると言っても過言ではないですが、よその組織・自治体の職員とはなかなか交流の機会がありません。
コロナ以降、対面での会議や研修なども減りましたからね。
そこで、おすすめしたいのはマッチングアプリPairs(ペアーズ)の活用です。
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まとめ
今回は、公務員同士の結婚の割合と、そのメリット・デメリット、そして理想の公務員夫婦について解説してきました。
再度、今回の内容をまとめたいと思います。
ちなみに、「公務員ならモテるでしょ」と思っている方、結構多いのではないでしょうか?
なんだかんだ安定してますしね。
ただ実際のところはどうなのか、気になりますよね。
こちらの記事では、公務員がモテるのかどうか、わたしの公務員時代の経験をもとにかいせつしていますので、あわせて参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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