こんにちは。元地方公務員のおさかなまるです。
公務員というと、安定した職業というイメージを持っている方が多いかと思います。
しかし、実際には様々な課題やストレスに直面することも多いです。
わたしはかつて公務員として約10年間勤務していました。
今回はその経験をもとに、「本当に公務員に向いている人の特徴」を挙げてみたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです!
「本当に公務員に向いている人」とは?
元公務員のわたしから見た、「本当に公務員に向いている人」とは、以下の特徴を持つ人です。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
ルーティンワークが得意
公務員の仕事は、基本的には決まったルールや手順に沿って行うものが多いです。
たとえば、書類・資料の作成や管理、窓口対応、電話やメール、ホームページからの問い合わせ対応、予算の執行管理…などです。
これらの仕事は、繰り返し行うことでスキルや効率が上がりますが、同時に飽きやすくなることもあります。
そのため、このようなルーティンワークが得意な人は、公務員に向いていると言えます。
ルーティンワークが得意な人とは、単純作業でも丁寧にこなすことができる人や、自分で工夫して改善することができる人です。
また、ルーティンワークを通して自分の役割や責任を理解し、社会に貢献しているという意識を持つことができる人も公務員に向いています。
人が好き
公務員の仕事は、他の職員や市民と関わることが多いです。
日常的には、窓口や電話で対応したり、上司や部下とのコミュニケーションをとったり、時にはイベントに協力しなければならないこともあります。
また、外部の機関や団体との交渉や協議をすることもあるでしょう。
これらの仕事は、円滑な人間関係の構築・維持が重要になります。
そこで、人が好きな人は、公務員に向いています。
人が好きな人とは、他者への興味や関心が高い人や、話し方や態度で相手を尊重することができる人です。
また、人が好きな人は、自分だけではなく他者の立場や感情を考えることができるため、協調性や柔軟性も高くなります。
環境の変化に対応できる
公務員は一定の仕事をしているイメージがありますが、実際には環境の変化に対応する必要があります。
公務員は通常3~5年で異動するため、異動先の部署で新しい環境、仕事に慣れなければなりません。
また、法律や制度の改正や新設、組織や役割の変更、予算や計画の変動などがあれば、その都度対応に迫られます。
こういった環境の変化に対応できる人は、公務員に向いています。
環境の変化に対応できる人とは、変化に対して抵抗感や恐怖感を持たない人や、変化を自然に受け入れることができる人です。
また、自分の知識やスキルを常に更新し、新しいことに挑戦することができる人でもあります。
イレギュラーな対応も楽しめる
公務員の仕事は、基本的にはルーティンワークが多いですが、時にはイレギュラーな対応も求められます。
たとえば、突発的な事故や災害、特殊な事例や住民、議員からの要望、緊急な案件や問題などです。
これらの対応は、公務員の判断力や対応力を試されます。
こうしたイレギュラーな対応も楽しめる人は、公務員に向いています。
イレギュラーな対応も楽しめる人とは、困難な状況でも冷静に分析することができる人や、適切な解決策を考えることができる人です。
また、イレギュラーな対応も楽しめる人は、自分の能力や経験を試す機会と捉え、成長することができる人でもあります。
自分の意見が通らなくても、腐らずやれる
公務員の仕事は、決まった手順を踏んだり、古くからの慣習により決定されることが多いです。
その中で、自分の意見が通らないこともあるでしょう。
上司や部下との意見が食い違ったり、外部の交渉が難航したり、市民から苦情やクレームに対応しなければならなかったり…
これらの状況は、仕事をするうえで精神的な負担になります。
このように、公務員として仕事をしていると、自分の意見が通らない状況はたくさんあります。
しかし、それでも腐らずやれる人は、公務員に向いています。
たとえ自分の意見が通らなくても、最終的には組織や社会のために妥協することができる人や、自分の意見が通らなかったことを根に持たずに前向きに仕事を続けることができる人は、公務員の適性があります。
年功序列を許容できる
公務員の世界は、未だに年功序列です。
最近では少しずつ変わり始めている部分もありますが、それでも基本的な構造は変わりません。
自分より仕事をしていないのに、年齢が上だという理由だけで給料をたくさん貰っている…
あるいは、明らかに手を抜いている人でも毎月一定の給料が貰えている…
そんな理不尽な光景を見ても、割り切って仕事ができますか?
もしその答えが「はい」であれば、あなたは公務員に向いているでしょう。
反対に、年功序列は我慢ならないという方は、公務員になることを考え直した方がいいかもしれません。
まとめ
今回は、元公務員のわたしから見た「公務員に向いている人」の特徴についてお伝えしました。
再度その特徴をまとめます。
公務員は社会的に重要な役割を担っていますが、それだけに責任やプレッシャーも大きいです。
公務員になりたい人は多いと思います。
ただ、向き不向きがあるのは確かです。
公務員に向いている人であれば、そのような環境でも楽しく充実した仕事をすることができるでしょう。
これから就職や転職で公務員になりたいと思っている方は、自分が向いているかどうか、考えてみてください。
自分のやりたいことや得意なことを活かせる仕事は、他にもあるかもしれません。
実際に、やりたいことや夢が見つかって公務員を辞める人は結構います。
こちらの記事では、公務員を辞める人の特徴や辞めるメリット・デメリットなどを解説しています。
あわせて参考にしてみてください。
あなたにとって最善の選択ができることをお祈りしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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